介護の現場は何かと事故が起こる
飲んだと思った薬が落ちていたとサ責からが注意を受けた
コレは事故である
落薬とは

落とす薬と書いて、らくやく
落薬とはお薬を開封してから口に入れるまでの過程で
何らかの原因で落ちてしまうことで在宅介護よりも入居系施設でよく使われる用語です
サ高住は入居系施設に該当します
らくやく、と打っても予測変換で出てこないのは業界用語だったんですね
発見はパートさん
「レクに使ったシールかと思って拾ったのが薬だった」
不幸中の幸い胃薬だったから
体調に異常は出ていないが
脳の薬だったり神経系の薬で
別件で体調不良が出たとしても
服薬が正しく行われていないとなれば
万が一の事にもなりかねない
忙しかったわけでもなく
口に入れるところまで見ていたが
どうして落ちていたんだ??

考えられるのは
1.見てはいたがポロッと落ちたのを見逃した
2.飲んだあと口に残っていて開けっ放しの口から落ちた
落薬が発見されるところ
テーブル下
ベッド上
車いす
服のシワの間
いっぱいあってはいけない事ではあるが
高齢者の中には麻痺があったり手渡ししたら飲めるんだけれども
もう目が悪くなって見えない、だがしかし口に入れるまでの服薬介助はやりすぎ
という状態の方もいるので
様子を見ながら介助を行っていく

今のところ服薬拒否の人はいないが
ご機嫌斜めの状態だと暴れるので服薬時は気を付けないと

今回服薬事故のあった利用者は
いかんせん御年100歳超えの御長寿
これまで生きてることが奇跡のような存在
最近傾眠が酷く
食事中もお椀を持ったまま寝てしまい
手から落とす
口を開けたまま動かない時もあり
あ…もしかして…
お迎えが…

そんな状態で
今までお渡ししたら
御自分で飲んでいたのだからえらいもんだ
今後は飲んだあと口の中まで確認しなきゃだな



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